こんにちは、みぃさん(@mmm2blog)です。
ブログを閲覧いただきありがとうございます!
2020年6月末で終了した「キャッシュレス・ポイント還元事業」ですが皆さんは活用されたでしょうか?
私は元々スマートフォン決済やクレジットカード決済が多くそのお陰で恩恵をたくさん受けることが出来ました(*^^*)ポイントザクザク!
最近本業では、全くキャッシュレス等に関係のない別の業種なんですがアラフォー世代からシニア層の方と話しをしていると何かお勧めの「キャッシュレス」で支払い出来る方法がないかな?と相談されることが多く、一度記事にしてみようと思い作成している次第でございます!
いまだにキャッシュレス決済は、どうも使いにくいイメージがあるな…という方のご参考になれば幸いです♪
キャッシュレス決済について
まずキャッシュレス決済とは、「お札や小銭などの現金を使用せずにお金を支払うこと」です。
日本で意外ですが1960年代ころからクレジットカードの発行が始まっていましたので早々にキャッシュレス決済の世界に足を踏み入れていました。
ですが、あまり普及しなかった理由のひとつにそもそも「キャッシュレス決済」が出来る店舗が少なかったことが大きな原因ではないかと考えています。
キャッシュレス決済を始めるにあたっての店舗側の手間として機械のメンテナンスや維持費、手数料、入金までのタイムラグなど、現金払いでは不要な手間がかかります。
キャッシュレス・ポイント還元事業の影響
冒頭でも紹介した2020年6月末で終了の「キャッシュレス・ポイント還元事業」の開始に合わせて各決済業者が機械を無料で提供したり手数料を一時的に抑えたことでやっとキャッシュレス決済を始めた店舗も多いかと思います。
2020年9月4日に経済産業省が開催した「キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会」第3回検討会では、
- 還元事業をきっかけにキャッシュレスを導入又は追加した店舗の約46%が業務効率化に効果があった
- 還元事業参加店舗の約38%は、顧客獲得に効果があった。
- 還元事業参加店舗の約40%は、売上に効果があった
とキャッシュレス還元事業に参加した店舗へもメリットがあったことを報告しています。
参考URL:
https://www.meti.go.jp/press/2020/09/20200911007/20200911007-3.pdf
日本でのキャッシュレス決済利用率
2020年6月23日に経済産業省が出しているデータを基に現在の日本のキャッシュレス決済利用率を調べてみました。2019年時点での利用率は「26.8%」でした。
意外とまだまだ少ないですね(; ・`д・´)
2025年6月までに、キャッシュレス決済比率を倍増し、4割程度とすることを目指すと閣議決定しているみたいですが間に合うのか・・・!?
参考URL:
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200626014/20200626014-3.pdf
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/cashless/image_pdf_movie/about_cashless.pdf
世界主要国との比較
まだまだ日本では進んでいないキャッシュレス決済!世界主要国とそれぞれ比較してみるとどうでしょうか?
キャッシュレス・ロードマップ2020より開示されていた2017年時点でのデータでは、下記の通りでした。
- 1位韓国(97.7%)
- 2位中国(62.1%)
- 3位カナダ(62.1%)
- 4位オーストラリア(59.9%)
- 5位イギリス(56.1)
- 6位シンガポール(53.3%)
- 7位スウェーデン(47.4%)
- 8位アメリカ(45.5%)
- 9位フランス(42.7%)
- 10位日本(21.4%)
- 11位ドイツ(16.6%)
韓国だとほぼ全員がキャッシュレス決済を使用しているなんて日本では考えられない光景ですね!
中国もデビットカードの銀聯(ぎんれん)カードが普及しているので2位と高位置に!
世界の経済を担っているイメージがあるアメリカがまさかの8位なのがビックリでした。なんでも小切手を利用する文化が影響しているみたいです。
日本は、2017年の頃から比べると経済産業省が出している26.8%の利用率と比較すると7.4%増ですね(*^^*)
蛇足ですが、2017年時点での日本は一人あたり平均してクレジットカードの保有枚数が 2.2 枚、デビットカードが 3.46 枚、そして電子マネーが 2.9 件と、合計して約 8.5の手段を保有していて他の諸外国と比べて多くのキャッシュレス決済手段を保有していることがわかっています・・・
ちなみに1位の韓国は、クレジットカード1.94枚、デビットカード3.14枚、電子マネー0.53件と5.61手段があり日本に次いで手段が多いです。
決済利用状況でランキングに入らなかったシンガポールでは、クレジットカード1.54枚、デビットカード1.96枚、電子マネー8.06件と11.56手段でした!私だったらきっと訳が分からなくなる(笑)
参考URL:
https://www.paymentsjapan.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/06/roadmap2020.pdf
私がおすすめするキャッシュレス初心者向けの決済方法
キャッシュレス決済のことについて色々と書いてきましたが私が初心者の方に向けておすすめする決済方法は、2020年10月時点で「デビットカード」です♪
デビットカードとは、カードの利用・支払いと同時にご自身の銀行口座から引き落としがされる仕組みのカードです。
このようにほぼ現金と同じような役割をしてくれるとても便利な決済方法ですがおすすめポイントをまとめました。
おすすめポイント
デビットカードのおすすめポイントをおおまかに4項目に分けて説明します!
使いすぎ防止
デビットカードと紐づいている銀行口座から即時利用額が引き落としがされる仕組みのカードなのでクレジットカードのように使いすぎる心配がありません!
入金されている金額以上に利用することやリボ払いや分割払いを選択することが出来ませんので余計な買い物も減りますよ~(*’▽’)
⇒更に使いすぎを防止するには、デビットカード専用の口座を作りましょう。
基本的にデビットカード発行に審査がない
デビットカードは、銀行口座があれば発行手続きが基本的に可能です。
そもそも口座に入金されている金額以上使うことが出来ないので、与信審査(取引相手の返済能力の審査)も必要なしです♪
利用後即時反映で管理が便利
使ったその場で引き落としされるので管理しやすいです!
万が一不正利用等、身に覚えのない決済があったとしてもクレジットカードのように利用履歴に反映されるまでの時間がかからないので対処出来る時間が短いです。
ポイントが溜まる
デビットカードを発行している銀行にとってそれぞれ利用ごとにポイントが溜まるシステムを設けていることが多いです。
私は、楽天銀行のデビットカードを保有していますので利用ごとに楽天ポイントが溜まります♡
デメリットはあるの?
デビットカードを利用するにあたっておすすめな便利な面だけではなく、もちろんデメリットの部分もあります。
私は、物事の選択時にデメリット部分を重視することが多いので参考になると幸いです!
店舗で利用出来ない可能性
時間帯やキャッシュレス決済の機械が対応していないこと等の原因でデビットカードが利用出来ない可能性があります。
海外で利用すると手数料がかかる可能性
基本的に日本国内では、デビットカードによる決済方法の手数料が無料です。ですが、海外で利用する場合は手数料がかかることがあり、利用料金の1~3%に設定されていることが多いです。
⇒ソニー銀行など外貨普通預金口座を設けている銀行であれば手数料が発生しない場合もあります(*^^*)
不正利用で補償が効かない可能性
銀行によってそれぞれ補償限度額や対応期間などは異なりますが、デビットカードの不正利用は「預金者保護法」により原則補償を受けることができます。
ですが、あくまで「原則」であるため、被害があっても補償が出来ない可能性もゼロではありません。
銀行ごとの盗難補償規定や補償の方針など、補償限度額や補償されない場合を細かく決めていますのであらかじめ調べておくようにしましょう!
もし不正利用が判明したらすぐにデビットカードを発行している銀行に連絡して、利用停止の対処をしてください。その後、警察に相談と連絡した履歴をそれぞれ残しておきましょう( `ー´)ノ
海外渡航中にカードを紛失したり盗難に遭った場合は、海外からの相談や緊急時の連絡を受付ける紛失盗難専用のサポートデスクへ連絡をするようにしましょう!
クレジットカードヒストリーが作れない
クレジットヒストリーは、過去利用したクレジットカードやローンなどの返済履歴のことで、専門信用機関に記録されています。
このクレジットヒストリーが問題なく良好だとプラチナやゴールドなどのランクの高いカードを作りやすくなったり、条件の良いローンを組みやすくなります。
ですが、デビットカードを長期的や高額に利用したとしてもクレジットヒストリーを築くことができません。
他の決済方法の種類
デビットカード以外にもたくさんのキャッシュレス決済の種類がありますので紹介します(*^^*)ぜひ比較して興味がある決済方法を試してみてください。
クレジットカード
日本のキャッシュレス決済のほとんどを占めるのがクレジットカードです。利用できる店舗数も多いことが特徴です。
電気・ガスなどの公共料金はもちろん、国民年金保険料や国民健康保険料なども、多くの自治体でカード払いに対応しています。
後払いなのでクレジットカードの利用分は、発行業者毎に決まった締め日があり、翌月の支払日に銀行口座から引き落とされます。
電子マネー
Suica、PASMO、ICOKA、SUGOKAなどの交通系や、イオン系のWAONやセブイレブン系のnanaco。
他にもiDやQUICPayなどのチャージ型やプリペイド型、ポストペイ型など複数にわたり分類され決済端末にスマホやカードをかざすだけで素早く支払いができるのが電子マネーの特徴です。
交通系は、各種交通機関の利用や定期券としても利用でき、流通系は発行元の関連店舗で割引サービスなどがあります。
なおチャージ型はチャージしている分のみ利用出来ないので、高額決済には向きません。
スマートフォン決済
スマートフォン決済は、スマートフォンを決済端末にかざすだけで支払いができる比較的新しい決済の仕組みです。
「Apple Pay(アップルペイ)」や「Google Pay(グーグルペイ)」などが主な代表格です。事前に専用アプリにクレジットカードや電子マネーを登録し、実際の支払いはアプリを通して行うというシステムです。
QR/バーコード決済
QR/バーコード決済は、事前に「PayPay」「メルペイ」「楽天Pay」「auPay」など各社の決済用アプリをスマートフォンにインストールし、アプリを通して「QRコード」や「バーコード」を使用して支払う方法です。
利用者がスマートフォンに表示したコードを店舗側が読み取る「ストアスキャン方式」と、店舗が掲示するコードを利用者が読み取って支払う「ユーザースキャン方式」があります。
プリペイドカード
利用者が事前にカードへ現金をチャージし、その範囲内でクレジットカードと同じようにVisaやMastercardなどの加盟店で利用できるカードです。
最後に
思いの外、ぎっしりと記事を作成してしまいました(;’∀’)
作成にあたって「経済産業省」や「キャッシュレス・ロードマップ」のホームページを閲覧していると面白い情報が掲載されていて勉強になりました♪
シンガポールが異常に電子マネーの保有率が高いことも分かりましたし(笑)日本も電子マネー各地域で作るの好きですもんね・・・
この記事を通して私は少しでも便利なキャッシュレス決済を利用していただきたいと思っています!
閲覧ありがとうございました!